現在は過去の答えです。今、街を訪れて「美しい」「変わっている」「癒される」などと感じるのは過去に要因があります。つまり歴史を知ると誰でも「へぇーなるほど」と合点がいきます。「歴史を知り」「人や文化と交流」することで、見た目の印象からもっと深く心豊かな学習ができます。小樽と余市は鰊(にしん)で誕生しました。以後、小樽は北海道の玄関港として商業に、余市は果樹栽培を核とした農業に支えられて歴史を刻んできました。仁木と赤井川は炭坑で誕生し、いずれも農業に支えられて今日に至っています。食べることができて人は住み、人が住めば暮らし方に文化が生まれます。「なぜ?どうして?」という視点で小樽・北後志を学んでみてください。
歴史を学ぶ
F01 小樽(にしん)御殿(北海道指定有形文化財)
 明治30年西積丹の泊村に建てられ、昭和33年に現在地に移築復元されました。昭和35年「北海道有形文化財鰊(にしん)漁場建築」として本道の民家では初めて文化財に指定。内部には鰊(にしん)漁や鰊(にしん)加工に使われた道具をはじめ、鰊(にしん)番屋で生活していた人々の生活用具や写真などを展示しています。
F02 にしん御殿小樽貴賓館(旧青山別邸)
 祝津三大網元の一つ青山家の別荘。大正6年より6年半かけて建てられました。材料、造り、装飾、庭など随所に贅をつくしており、当時の鰊(にしん)漁網元の強大な力がうかがえます。
F08 小樽市総合博物館運河館
 小樽エリアの歴史や自然、商業、古代の人々の暮らしぶりなどの情報が展示されています。建物は明治26年に建てられた北海道で最も古い「旧小樽倉庫」を再利用しており、屋根には見事なシャチホコが上げられています。
F03 小樽市手宮洞(くつ)保存館(国指定史跡)
 国内では手宮洞窟(くつ)のような彫刻は、現在のところ、余市町の「フゴッペ洞窟(くつ)」にしか発見されていません。岩壁には「角のある人」の他、四角い仮面のようなものをつけた人などが描かれています。また世界各地の洞くつ壁画や、手宮洞窟(くつ)の時代である続縄文文化の生活の様子を知ることができます。
F18 手宮線跡地
 北海道で初、日本で3番目として小樽手宮〜札幌間に敷かれた鉄道の跡地。昭和60年に役割を終え、現在は一部が散策路として整備され、市民や観光客に親しまれるオープンスペースとなっています。
F09 重要文化財 旧日本郵船(株)小樽支店(国指定重要文化財)
 かつての商都小樽を代表する明治後期の商業建築が優れた文化遺産です。1階は営業室、2階は貴賓室と会議室、海運関係資料などが展示されています。竣工間もない明治39年11月にはポーツマス条約に基づく日露の樺太国境画定会議が2階会議室で開かれた、歴史的遺産です。
F05 日本銀行旧小樽支店金融資料館(市指定有形文化財)
 設計は日銀本店や東京駅を設計した辰野金吾氏によるものです。荘重なルネッサンス様式を用いたレンガ造り建築です。現在は金融資料館として、日銀の歴史や業務、金融の仕組みなどを学べる施設となっています。
※ホームページでは、クイズ形式の「学習シート」をご用意しています。
A05 運河プラザ
 北海道で最も古い営業用倉庫である「旧小樽倉庫」を再利用した施設です。館内には、大正時代の郵便局が再現されて(利用可能)おり、レトロなポストも併設されています。このほか小樽特産の展示紹介や観光案内所もあります。
F13 おたる海陽亭
 明治29年(1896年)に料亭として開業され、市の歴史的建造物に指定。日露国境画定会議後の祝宴が開かれたことでも有名です。
F25 小樽倉庫資料館
 北海道で最初の倉庫会社として明治28年(1895)に設立した小樽倉庫株式会社の「倉庫業」に関する数々の道具を展示しています。ノンコ、ポン、マンボウなどの作業用具のほか、実際に倉庫の屋根に飾られていた重さ130kgの「しゃちほこ」も見ることができ、貿易港として栄えていた頃の小樽港の様子がうかがえます。
C19 小樽オルゴール堂2号館 アンティークミュージアム
 アンティークオルゴールとパイプオルガンの演奏を鑑賞できます。広々とした空間の館内には世界各国の珍しいアンティークオルゴールや大型のパイプオルガンをはじめとしたオーケストリアン(自動演奏装置)などが展示されています。
 
F24 おたるみなと資料館
 小樽港建設の歴史に関する資料や写真などが展示されています。港湾に関する歴史にふれて、親しみを抱くことができます。
F15 小樽スキー資料館・天狗の館
 天狗山山頂にある「小樽スキー資料館」にはスキーに関する資料が100種400点展示されており、スキー発達の歴史を見学できます。また、隣接する「天狗の館」には、約700点の天狗面や天狗にまつわる品々が展示されています。
F21 北手宮小学校 雪まつり資料館
 北海道で最初に雪祭りが催されたといわれる北手宮小学校。資料館には貴重な資料が展示されています。
F22 潮見台小学校 郷土資料館
 明治・大正・昭和期の教科書、昔の児童玩具等のほか、在校していた小林多喜二の著書等を展示しています。
F19 五百羅漢像(宗圓寺)(北海道指定有形文化財)
 室町時代から幕末にかけての広い時期の作品が含まれています。北海道に残された木彫刻群としては最も古いもので、表情豊かな羅漢の多彩な姿を見ることができます
F17 朝里ダム記念館
 平成5年に竣工した朝里ダムの概要や市内の浄水場などの水道施設を写真やパネルで紹介しています。また、視聴覚室では、朝里ダムが完成するまでの様子を記録したビデオなども上映しています。館内からは、朝里ダムの全景を眺めることができます。
F04 小樽市総合博物館
 当館には、蒸気機関車「しづか号」をはじめ、50両もの鉄道車両が展示・保存されています。また、北海道鉄道の歴史を紹介する常設展示があります。屋外では1909年アメリカ製の蒸気機関車「アイアンホース号」が運行しており、無料で乗車ができます。(冬期を除く)
  館内には、プラネタリウムや科学展示室・企画展示室があり、歴史、自然、科学の体験を通して、さまざまな学習をすることができます。
  F04b 旧手宮鉄道施設(国指定重要文化財)
 旧手宮駅構内に残されている、蒸気機関車が主流であった時代の鉄道施設です。なかでも明治18年(1885)に建築された機関車庫三号は、現存する日本最古のレンガ造機関車庫として貴重な存在です。また、大正8年(1919)に建造された転車台は現在でも使用されており、動く文化財を間近に見ることができます。

F27 旧下(きゅうしも)ヨイチ運上家(うんじょうや )(国指定史跡重要文化財)

運上家(うんじょうや)は江戸時代、松前藩が行っていたアイヌ民族との交易を請け負った商人が経営の拠点とした建物です。現存する唯一の運上家(うんじょうや)であり、長大な石置屋根、格子窓、紙障子戸は北陸の漁家建築と同じ系統のデザインで、内部の柱や梁(はり)は太く、その多くが当時のものをそのまま使用しています。
F26 よいち水産博物館
 余市へさまざまなものや文化を運んだという弁財船の1/3のミニチュアが展示されているほか、江戸時代にヨイチ場所を請け負った林家ゆかりの資料や明治時代の定置網漁の様子を描いた木版画、網や鰊(にしん)の加工に用いられた道具などがあり、鰊(にしん)がもたらした文化の一端を見ることができます。
F28 旧余市福原漁場(国指定史跡)
 余市町浜中町に幕末から定住し、鰊(にしん)漁を行っていた福原家が所有していた建物群です。出稼ぎの漁夫の宿泊空間や食料を保管していた米味噌倉、このほか、重要な書類や衣服を保管していた文書庫や網倉などが当時と同じ姿で保存されており、鰊(にしん)漁で賑(にぎ)わった時代の漁業経営を知ることができます。
F29 フゴッペ洞(くつ)(国指定史跡)
 岩壁に刻画を残す洞くつ遺跡は小樽市の「手宮洞窟(くつ)」と共に現在日本国内において対比されるものがありません。200を超す刻画は、人が仮装したようなものから舟、魚、海獣、4本足の動物のようなものがあります。洞くつは、およそ2000〜1500年前の続縄文時代に属する遺跡であることがわかっています。
体験
K35 小樽人力車倶楽部
 人力車の乗車・けん引が体験できます。小樽の歴史や文化を体験して学べます。